飯豊連峰/エブリ差岳〜北股岳
ジャンル
縦走
日 程 05年6月17日〜6月19日(2泊3日) メンバー I井(CL),Iやん(記),S見(計3名)
行 程 (⇒:車、−:徒歩)

6/17(金) 東京⇒飯豊山荘11:00−丸森尾根−15:30丸森峰−17:00地神北峰−17:40頼母木小屋(泊)

6/18(土) 頼母木小屋7:00−8:25鉾立峰−9:15エブリ差小屋9:35−9:40エブリ差岳9:50−12:00頼母木小屋12:50−16:10門内小屋(泊)

6/19(日) 門内小屋6:20−7:30北股岳7:50−9:50門内小屋10:00−梶川尾根−12:40滝見場−15:00飯豊山荘⇒帰京


6/17(金)くもりときどき雨、霧

S見さんが夜勤明けの為で、早朝に東京出発。
夜勤後2〜3時間仮眠しただけで車運転してるのだからすごい。
本当にタフだなーと思う。
私なんて何時間寝てもまだ眠いのに・・・(^^;

渋滞もなく、すんなり登山口である飯豊山荘に到着。
いきなり急登が始まる。空はどんよりしてきてついにポツリときた。
梅雨前とはいえ、夏同様の蒸し暑さ。
しかし、それもつかの間のこと。
しばらく登ると沢筋など所々に雪が現れてきた。
サラサドウダンやタムシバ、足元にはカタクリの群落やシラネアオイなどの花が満開である。
登山口は真夏の様だったけど、ここではやっと遅い春を迎えたばかりなのだ!!

     

あてにしてた最初の水場は雪に埋もれていた。
飯豊山荘で汲んでおけばよかった。
天気は一向に良くならず、雨は止んだもののガスがかかってきた。
そして丸森峰から先、ついに登山道が雪に埋もれてしまい、ルートがわからなくなってしまった。
ガスさえ晴れれば、きっと一目瞭然だろうに・・・。
しばらくガスが晴れるのを待ってみたが、一向に晴れる気配はないので、あきらめて出発することにする。
なるべくヤブ漕ぎを避けるため、ヤブ沿いに雪面をトラバースし、登山道を探す。
ハッと気がつくと、結構な急斜面になっている。
ガスで下が見えないだけに、ますます恐怖感がつのる。
あえなく私のみ軽アイゼンを装着。一気に歩きやすくなる。
軽アイゼンは念の為に持ってきたのだが、6月の飯豊には必需品かもしれない。
(他の2人は無くても大丈夫でしたが・・・。)

しばらく南西側にトラバースしてみたが、一向にヤブは切れない。
あまりトラバースしすぎると、本日の宿である頼母木小屋からどんどん遠のいてしまう。
日没時間もせまってきていることもあり、あきらめてヤブをつっきって稜線にでることにした。
笹ヤブもヒザ位だったので、まあ大したことないだろう・・・I井と私は雨具ズボンもはかずに踏み込んだ。そしたら、ヤブは終わらないどころか次第に私の背丈位になってきてしまい、2人共ズボンがビッショリになってしまった!!S見はすでに上下雨具着込んでいたため、功を成した。
ああ、めんどくさがらずに雨具着ておけばよかったなあ・・・。とほほ

軽アイゼンは、笹ヤブにも利いてくれて、斜面も滑らずすんなり登れた。汗だくになりながらも、やっと稜線上に到着。地神北峰からちょっと南にずれただけで済み、ホッとした。まさか、こんな一般ルートでヤブ漕ぎをするとは思わなかった・・・(^^;稜線沿いには笹ヤブもあれば、一面ハクサンイチゲやチングルマのお花畑もあった。
日没迫ってることもあり、お花は明日楽しむことにして、宿へ急いだ。

宿は平日のこともあって、我々のみだった!ラッキー☆
しかし、今日は登山者に一人も出会わなかった。ちょっと心細い。
小屋の水場はまだ雪の中、雪渓の雪を溶かした。
宿に備え付けの毛布をふんだんに使わせてもらい、ゆったりのんびり夕食兼宴会を楽しんだ。


6/18(土) 晴れときどきくもり

昨日と打って変わって、見事に澄み切った青空!
本日はエブリ差岳まで往復後また小屋に戻ってくるため、サブザックのみで出発。
歩き出してすぐハクサンイチゲやチングルマのお花畑に囲まれる。
 

後は、エーデルワイス、ヨツバシオガマ、イワカガミ、
タカネスミレ、シラネアオイ・・・など、まさに花の楽園である!

 

 
     
梅雨前から花が見られるという話は聞いていたが、こんなに見事だとは驚きだった!
そしてお花畑の先には、雪をかぶった二王子岳がどっしり構えている。
梅雨前なので、夏特有の蒸し暑さもなく、快適な尾根歩き。


快適なアップダウンを繰り返し、大石山の分岐で今回初めて登山者とすれ違う。
ちょっとホッとする。エブリ差岳日帰りらしい。
6月の飯豊はお花は満開なのに、人は少なく絶好のシーズンだと思う。
しばらくしてエブリ差小屋に到着。
中を覘いてみると、頼母木小屋と打って変わって床は磨きぬかれ、
壁には高山植物のスケッチの額などが飾られてたりして、とてもきれいな小屋だった。
飯豊の端にあるので利用しにくいが、いつかぜひこちらにも泊まってみたいなと思う。

 

小屋からひと登りでエブリ差岳山頂に到着。
展望は素晴らしく、これから向かう北股岳、その先まで一望できた。
 


その後また来た道を戻り、正午に小屋に到着した。
小屋にて昼食後荷支度をし、門内小屋へ出発。
ゆったりとした尾根。縦走路には雪はなかったが、直下には残雪が残り、
遠くから見るとこれがまた素敵な模様になるのだろう・・・。

  

4時過ぎ、門内小屋に到着。
昨日も我々だけだったし、登山道でもほとんど人とすれ違わなかったので、
今日も数人位かなーと思いきや、中はほぼ満室。
宿泊者に話を聞くと、梶川尾根から上がり
明日飯豊山や大日岳に向かう人が多いらしい。
どおりで今までほとんど人と会わなかったわけだ。
2階が何とか空いてたので上がってみると、ホコリだらけ・・・(^^;
あわてて掃除してやっと一息。
水場は小屋のすぐ側に雪渓の水解け水があり、十分得ることができた。
夕飯は八宝菜。
山行中ひたすら取ったネマガリダケも一緒に混ぜた。
ネマガリダケは食べれるものは1割位しかなかったが、
いい物に当たるとやわらかくて美味しかった。
小屋が満室なこともあり、早々と睡眠。


6/19(日)晴れときどきくもり

最終日。最終目的地、北股岳へ向かう。
天気はいいが、昨日より風が強い。飯豊山や大日岳も目前に見えてきた。
満開のハクサンイチゲのお花畑の向こうに胎内源流の尾根筋が大きなカーブを描いている。
あの辺りは自然が濃く、5級クラスの厳しい沢がいっぱいあるとのこと。
私も、いつの日か挑戦できるかなぁーと目を細める。



北股岳はあまりパッとしない山頂だった。
しかし展望はよく、エブリ差から今まで歩いてきたルートと
この先の飯豊山・大日岳など全て見渡せた。
梅花皮(かいらぎ)のコルを越えて烏帽子岳まで行ってみたかったが、
帰りの時間もあるのでココで引き上げることにする。

 

下山は、本当は石転び谷を下るのが一番早いのだが、
落石や雪崩の危険性があり、ピッケルやヘルメットがないと不安だったので、
安全を考え門内小屋まで戻り、梶川尾根を下った。
こちらの尾根も上部の登山道は雪で埋もれていた。
この日は天気が良かったので、ルートは一目瞭然だったが・・・。
つくづく、登山の難易度は天候によって大きく変わるものであることを実感した。



登ったらかなりキツイであろう急傾斜を順調に下る。どんどん気温が高くなり蒸してくる。
急傾斜ではあるが、登山道はしっかり整備されていた。

  

これでもかという位ひたすら下ってようやく飯豊山荘に降り立った。

下山後、せっかくなので飯豊山荘の温泉に入ってみた。
値段は500円。
浴室は4〜5人入れば一杯という位小さかったが、
湯船側に大きな窓があり、玉川のせせらぎを眼下に眺めることが出来、
浴室内に私一人だったこともあって、とても気持ちの良いお風呂だった。

飯豊連峰は標高はほとんど2000m以下なのだか、
高山と低山の要素を合わせ持ち、独特な雰囲気をかもしだしていた。
上部ではやっと遅い春が来たばかりで、様々な花が一斉に咲き、
新緑がまぶしく、生命力に満ち溢れていた。
次回行くとしたら、やはり6月かな?軽アイゼンとピッケルを持って・・・。




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