谷川岳/雪上訓練 ジャンル
雪上訓練
日程 2005年12月17日(日帰り) メンバー WT、KZ(記)、ES、YN、KS(計5名)
行程 水上駅から歩いて30分ほどの山林斜面

当初は雪の少ないことを想定して天神平での雪訓を予定していた。
当日水上駅に降りてみると駅周辺で50cmから70cmほどの積雪があったので、天神平まで行く必要がないと判断して駅近くの山林の斜面で実施することにした。すでに車で土合口まで入っていたYには水上駅まで引き返してもらう。
予定していた雪訓内容は、アイゼン歩行、滑落停止、確保(スタカット)であったが、この雪の状態ではアイゼン歩行は無理で、変わりにラッセル練習をすることにする。

山林の取り付き手前で雪を踏み固めてワカンを付ける。ワカンの締め方も色々あって、固定バンドと1本締めに大きく分かれるが、紐1本使用するにも各自違うところが面白い。絶対という締め方はないと思うので、要は最小限の長さでワカンが外れなければいい。山林取り付きの1m余りの段差に手こずりながら思い思いにルートを取って斜面を登って行く。ワカン歩行も少しぐらいだと楽しいものである。しかしこれが何時間もやらなければならないとなるとうんざりしてくる。
単独のときは自分の歩幅に合わせて相撲の四股を踏む様な格好で、雪をジワット押し付けるようにして進むと疲れも少なく速度も速い。100mほど登って皆がそろそろ飽きてきた辺りで止めて、滑落停止練習に入ることにした。本当はもう少し樹林が疎になる辺りまで登ろうと思っていたが、まあ、滑落停止の型練習は出来るだけのスペースはあると妥協する。
滑落停止にも絶対という型は無く要は滑ったときに以下に早く止まるかである。(ただ、日本の冬山では富士山以外に滑落停止が生きるような山はほとんど無いと思う。むしろ春山や夏の雪渓歩きで有効かも知れない。)僕の滑落停止に関する考えを一通り説明した後練習に入る。ピッケルを左右の手で持って出来るようにと書いてある書物もあるが、僕は左右の手で練習することは薦めない。自分の利き腕で常に練習することを推奨する。その上でトラバース、直下降等で滑ったと想定して姿勢によってピッケルのピックや石突を利用して停止行動に入ることを考える。
大切なことは何度か練習してこれなら止まれるというスタイルを持つことである。また、一回に何時間も練習してもすぐに身に付く技術ではないので、雪山に出かけたときに10分ほどでいいから回数を多くやることである。

昼食後は確保練習に入る。一般的なスタンディングアンドアックス方式を説明し、各自にセッティングをしてもらう。肩がらみ、胸の位置のカラビナ利用またシュリンゲを踏む足の位置も左右かえて試してもらう。足元のカラビナ位置は可能な限り低い位置がいい。滑り役はYと僕が務める。確保も何度も練習して最も安定した型を見出して欲しい。
教訓。確保練習は広い場所で実施すべき。(滑ったとき肘を木にぶつけて痛みがなかなか引かなかった。)

以上

2005年山行一覧に戻る