明星山P6南壁・左岩稜/北アルプス   

■日 程: 18年10月15日〜16日(1泊2日)
■ジャンル: アルパイン・クライミング
■メンバー名: 神谷他1名(計2名)
■行 程: 
15日 亀戸駅9:00―糸魚川―小滝―展望台駐車場4:30(泊)
16日 駐車場7:00―取付き8:00ー左岩稜―終了点2:00―下降―駐車場3:30


■記録:

15日 日本海の海を見て、魚を食べようということで9時に出発。
首都高、中央道、長野道は渋滞も無く快適すぎて、
豊科で出るところを見逃し麻積(おみ)まで行くはめになった。
聖高原を越えて19号線に合流、その後長野白馬道路をとおり148号線に入るのに、
途中の山道で3箇所も通行止めにあい、随分時間がかかってしまったが、
芦の尻の峠では紅葉していて真っ白な北アルプスが望め、
奇妙な道祖神などを見ることが出来た。


小滝を通過し糸魚川にでて日本海を眺め、夕飯用にお刺身をたくさん買い込んで、
何とか明るいうちに展望台に着いた。
明星山は全体が白っぽい石灰岩の岩山で右手に大きなルンゼがあり、
辺りの紅葉は始まったばかりであった。




16日 駐車場近くの道から降りた河原で装備を着け対岸に渡渉。平らなところが無い取付点でルートを確認するが分かりずらい。
二人とも始めてなので大体の見当をつけてHさんがリード。
上手にルートを探しながら登っていく。
古いハーケンが2,3箇所あったが、朝一番のクライミングはやはり緊張した。

2ピッチ目は私が「では行きま〜す」と声をかけ、足を踏み出そうとしてみたら下は断崖になっていて「エッ何これ」「落ちれない!」と自分に言い聞かせて、慎重に手足の置き場を探りながら進む。
トポを頭に入れてあったが実際の岩場の形状は違っていて、ひたすら残置をたどり支点まで登る。
Hさんを確保しながら落ち着いてみると、5Mほど左にも支点があり、次のピッチにはそこの方が良いので、Hさんにはそちらに行ってもらい、私もそちらに合流。

3ピッチ目はあぶみのルートでHさんがリード。
下から見上げると、少しかぶっている壁を登っている姿が凄くかっこ良い。
カメラを持っていないのが残念! 
昔の古い細引きがさがったボルトダラーの横にピカピカのフリー用のボルトが打ってあり、思っていたより楽に登ることができた。
しっかりした鎖がついた支点が、ここと、10mほど上と、4ピッチ目の3箇所にあった。

4ピッチ目が本当の核心であったが、順番から言って次は私が登ることにためらいはなかった。
だんだん高度にも慣れ、周りの景色をみるゆとりも出てきていた。
最初の出だしがスプーンカットになっていて足を置くには何とか置けるが、ホールドとしては悪く、あぶみとA0で登る。
10Mほど登ったところに立派な支点があり、ここからはあぶみはいらない。
ラインをながめヌンチャクの数を確認したら少し足りないような気がして不安になり、ここでピッチをきり、Hさんに上がってきてもらい、そのまま続けて4ピッチ終了まで登ってもらう。
フォローで登るといやらしい場所がありヌンチャクを掴んで登った。自分がリードしていたら登れただろうか?と一瞬考えさせられた。

5ピッチ目は松ノ木テラスを目指し私が行くことになった。
残置をたどりテラスに着くが、ハンガーボルトの横に錆びたリングボルトがあるだけなので、もう少し上に支点があるかもしれないと右の小ハングを越えたが、その上はスラブが広がっているだけでとても登れそうにない。
右手の方にカラビナの付いたハーケンが見えたのでそこまで移動し、岩にシュリンゲでバックアップをとり、Hさんを確保。
私はテラスでHさんに確保してもらい、そこまでクライムダウンすることに。
もし、ハーケンが無かったらと思うとぞっとした。テラスの右端のほうに松ノ木があった。

ここから大岩までの120Mはブッシュと潅木まじりのカンテで快適。
ところどころにあるロープシュリングの残置をたどり5ピッチきると大岩に着いた。
ここは広く安定しているので休憩をとった。
周りは広葉樹の山で上部は紅葉していて気持ちの良い景色が広がっていた。
ロープを着けたまま大岩を左から回り込むと最後のピッチである。
私が左のリッジを下降点を探しながら登り、やや平らな所の左端の松の木で支点を取った。
丁度ここが終了点でロープを片付けて、この木のそばから踏み跡をたどり下降したが、赤と黄色のテープがあったおかげで道に迷わなかったものの悪い藪こぎでクライミングより怖いところもあった。





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