毛勝三山縦走

2009/5/2〜5/5

メンバー:Y野(CL)・F井・S(TS山岳会)

5月2日(土)晴れ

北陸本線魚津駅に11時7分の白山4号にて到着。ここでY野さんとSさんに合流。
早めの昼食を取り、タクシーにて片貝山荘まで移動。林道はまったく雪もなく山荘奥の工事用ゲートまで進む。
13:00ここで支度をして出発。車で入ってきている先行パーティーもいた、ここから西北尾根への取り付きまで行くが道を間違えてしまう。正しくは工事用のゲートをすぎて右にある橋を渡らなければいけないのをそのまま進んでしまった。どこが取り付きだろうなどと話しながら歩いていたがどうもおかいしので持ってきた参考資料を見ると、すぐに橋をわたらなくてはいけないことに気がつく。
引き返し橋を渡り林道を進むと大きく左にカーブをして沢から少し離れたところに毛勝山登山口の小さな看板が立っていた。
ここからのぼりが始まる。出だしから激しい急登の連続である。登山道には雪はまったくなく、道の脇にはカタクリや、イワウチワの花が咲いているがあまりの急登に写真を撮っている余裕もない。
ひたすらの急登を登り進む、1000Mをすぎるころから少しずつ雪が出始める。1390M地点の樹林帯の中のテントが張れそうなところに出る。16:30今日の行動はここまでにする。

     
5月3日(日)晴れ

4時起床6時出発 出発してしばらくはまだ樹林の中を進むが次第に木がなくなり何もない雪原の上を進む。ところどころで雪を踏み抜くと下には松や石楠花の潅木が見える。
谷筋を見るとムカデの行列のように登っているパーティーが見える。こちらも急だがあちらはもっと急な斜面を登っているようだ。
途中に2はリテントがある、毛勝をピストンしているようだ。しばらくすると前方に人が見える、多分このテントの人たちだろう。
その人とすれ違う時後どれくらいか時間を聞いたが、下りで40分だったが上りだとどうだろう?空身のピストンだからいいけど縦走のその荷物では大変かも・・・・!
後2時間はかからないだろうと気を取り直して小さく繰り返すアップダウン進むと、目の前を圧倒するような雪壁がでてくる。アイゼンを蹴り込み一歩一歩進む、どれくらい登ったのだろうか。
いきなり開けたところに出る、ここが毛勝の山頂である。12:30毛勝山山頂到着、出発から6時間30分周りが真っ白で遠くの山並みにもあまり変化がないのでただただ登っていたという印象だけしかない。
ここから北アルプスの山並みが開けて見える。ゆっくりと展望を楽しんだ後一度鞍部に下り南峰に上り返す。この先の様子を眺めていたがここを過ぎるとテントをはれるような場所まで時間がかかるだろうということでいささか早いが13:30今日の行動を終了とする。
多分毛勝谷を登ってきた人たちだろう、テントが2張りある。我々もテントを張り今夜の準備に掛かる、テントの中に夕日の赤い色がにじんでくる。外を見ると日本海は厚い雲に覆われていてそこに夕日が沈んでゆくところだ。富山の町のほうは雨なのだろうか、明日の天気が心配になる。

     
5月4日(月)曇り
4時起床5時30分出発 テントをタタミ出発の準備をしていると、そばにテントを張っていたパーティーも出発をしてゆく。我々とは反対方向に向かってゆく、毛勝谷を下降するのだろう。
今日は釜谷山から猫又山をすぎブナクラ乗越しからブナクラ谷を下降して馬場島まで。予定ではもう1日余裕を持った計画であったが、順調に進んだので今日中に下山できそうである。
今日も雪が締まって歩きやすい。釜谷山(6:20)・猫又山(7:20)と順調に進む。前方から9人のパーティーが来る全員学生である、頼もしい物を感じる。ラストを歩いている人は茶髪なので先輩なのかそれとも顧問かと思っていると、欧米系の外人であり驚く。
途中に岩を巻くような場所が一箇所あったがそれほど緊張するような所はなく、猫又山に到着。ここからブナクラ乗越しの下降へと向かう、ここ辺でブナクラ乗越しから登ってきた、前後をガイドと思われる人に挟まれた中高年の人たちやアジア系の人達のグループとすれ違う。
この後しばらくはなだらかなくだりが続くが、ついに切れ落ちるような雪壁が出て来る。ここは安全を考えてロープを出し下る。
猫又山からブナクラ乗越しまでの下りが今回一番悪いところであった。途中夏道の出ている尾根がありここも瘠せ尾根を刈払いをした道で気をぬけないところである。

      

9:50ブナクラ乗越し到着。ここに先ほどすれ違った人たちのものと思われるテントが張ってあり、テントの周りにはしっかりとしたブロックが積んである。ずいぶんとがんばって積んだんだろう・ご苦労様。
まだ雪もある程度締まっていて歩きやすい。順調に高度を下げてゆくが、下がるにしたがって緩んだ雪を踏み抜き足をとられる。これを繰り返すうちに今までかばっていた膝に負担がかかってきて、徐々に先頭から遅れだす。
雪がなくなってくるとますます歩きにくい、雪渓からそれて沢筋に付けられた夏道に入ると(ほんとにこれが道か?)赤布を頼りに下るが厳しい下りが続く。
やっと登山道らしいところに出ると道の脇にはカタクリの花が咲いていて慰められる。堰堤も出てきてやっと人臭さい所まで出てくる。
最後の堰堤には鉄梯子が着いているということであったが雪に流されたのか鉄梯子はない、代わりにトラロープが下がっている。ここはトラロープを頼りに下る。
ここからは林道がついていて楽に歩けるようになる。この頃には膝は歩くたびに悲鳴を上げる状態になっていた。あと少しあと少しと思いながら歩を進める。
橋を渡ればもう馬場島荘というところまで来たが、橋がない橋脚だけしか残っていない。雪崩れ対策なのだろうか?仕方がないので河原まで降り渡れるところを探す。
川を渡って又林道に戻り歩いているとタクシーが着た、Sさんが先に行ってタクシーを呼んできてくれたのだ。13:30馬場島到着

馬場島からタクシーで魚津まで出て駅前の駐車場に車を取りに行く、荷物を積み込み金太郎温泉へ。大きい温泉で旅館と日帰り入浴施設がある。ここで3日間の汗と汚れを落としさっぱりとして帰路に着く。
魚津インターから北陸高速道に入る、北陸道は順調に流れておりこのまま行けば東京には10時前には到着するだろうと思っていたが、上越JCTから上信越自動車道に入るとまったく動かなくなり大渋滞。
今まで2車線で走っていたのが合流から1車線になりこれが続くのでまったく前に進まない。時々2車線になるが又1車線になりそのたびに渋滞が起こる早く全線開通が待たれる。
難行苦行の大渋滞(ただ運転はY野さんにすべてお任せであったが)東京到着は2時を回っていて帰れないのでY野さん宅に泊ることにする。(寝る道具はすべて揃っている)
調布までおくってもらいやっと帰路につくことになる。お疲れ様でした、それと皆さんにはお世話になりありがとうございました。


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