近畿・和佐又山&大普賢岳

 2009 年2 月21 日(土)

  コースタイム  :  車置き場所7:45‐和佐又スキー場8:20‐和佐又山8:55‐日本岳のコル10:10‐小普賢岳頂上10:45‐大普賢岳頂上11:35‐和佐又スキー場13:50‐車置き場所14:20

 メンバー Y野 (単独)

 大和盆地から,山間部を通り,和歌山・三重の太平洋岸に抜ける主要な幹線は2 本ある.西側の幹線は,十津川村が奈良県の南端,東側の幹線は下北山村が南端となる.大普賢岳はこの東側の幹線,169 号線が,最も高度の高いところに位置するトンネルを抜けたところから入る.ちなみに,このトンネルの手前からは大台ケ原へ続く道がある.
 169 号線と分かれると,すぐ,雪道になる.4 駆でない車で,強引にはいり,登る.途中,スリップしながら登るが,まだまだ坂道が続きそうだ.これまでかと思い,道横のスペースに止めるため,バックすると,ブレーキが利かない.少し,流して,加速のつく前に,ポンピングする.止まった.さらに,バックするが,車が来た.クラクションを鳴らして,バックで下がる.直線の急登では,今度,加速がついたら,アウトだ.慎重に下り,道横のスペースに,止め,準備をする.
昨日の雨が,こちらでは,雪であったようである.しばらく,雪がうっすらと積もったアスファルトの道を歩く.30 分ほど,歩くと,出発点と考えていた和佐又山スキー場に着く.雪が少なく,営業はしていない.といっても,確か,リフトのないスキー場と聞いていたが…
 ここから,和佐又山に登る.先行に3 人連れが見える.和佐又山への登山道に入り,しばらくすると3 人連れに追いつく.家族のようだ.話から,今度,上高地にいくので,スノーシューの練習にきたらしい.余り,雪が多くないが大丈夫であろうか.和佐又山への登りは,登山道も整備され,雪が多少あるとはいえ,道も上手につくられ,歩きやすい.ほどなくして,頂上に着く.風がいくぶん強い.行くべき大普賢岳はガスのなかである.下降路は雪におおわれて,はっきりしないが,赤テープが巻かれている木の方向のようである.

                
    和佐又山スキー場から和佐又山への登り口                和佐又山山頂から大普賢岳方向を見る
  
 山頂から,和佐又山と大普賢岳(といっても,ピークはいくつかあり,日本岳〔文殊岳〕,小普賢岳など)とのコルまでは,登ってきた道と異なり,上部は,岩っぽい.しばらく下ると,ぶな林となる.コルは静寂なぶな林であるが,暗くはない.
 ここから,ゆったりとした登りが続く.あるところは笹があり,あるところはぶな林のみである.雪は,2,3cmである.だんだんと登っていく,進行方向の左側がスパッときり落ちてくる.といっても,樹林限界下ではあるが.一方,右側は,岩場が立っていて,ところどころに岩小屋がある.岩小屋は,風も避けられ,この時間だと,陽が,サンサンと入ってくる.通称,この岩小屋は”窟”の称している.トラバース道にそって,4つか5つあり,笙の窟というのが,一番立派であった.

                  
   笙の窟−立派な岩小屋,泣けるような歌碑がある                       大普賢岳山頂

 このトラバース道を抜けると,日本岳のコルに上がる.急坂となる.実際には,トラロープや鎖があり,下は,沢筋らしく,雪よりも氷が多い.和佐又山を降りたコルから,先行2 人パーティの踏み跡が続いていたが,ここでも,その正確な踏み跡に助けられ,容易にコルまで上がれた.
 コルから登っていくと,すぐ,下降してきた2 人組みにあった.1 人が,登り道を教えてくれる.先週よりも,コンディションが悪いらしく,小普賢岳は,夏道でなく,直登したとのことであった.少し登り,岩の鼻の下と呼ばれるところで,アイゼンを履き,ストックからピッケルに変える.これまでも,鎖や梯子の多いところであったが,しばらくは,梯と橋のオンパレードであった.2 つぐらい屈曲させ,梯子をつないだ場所にくると,夏道はトラバースのようであるが,これを,避けて,尾根筋に道を求めている.トレースに乗り,小普賢岳ピークに至る.小休止.さらに,コルまで下降.最後は結構立っている.
コルから,大普賢岳への登りになる.トラバースして,トレースのように,直上する.雪に埋もれてはいるが,夏道らしい.その後も時に,夏道らしいマーキングもあるが,基本的には,尾根にそって上る.頂上付近は,クラストして,歩きやすい.ピーク,ほぼ,最後に,頂上の標識をみることができる.すぐ,大台ヶ原の道路らしきを見ることができる.
 下りは,幾分,風もおさまり,心配していた天候も,陽が照りつけ,楽な下降となった.途中,4 人パーティ,単独の方と会う.和佐又山のコルでは,朝方あった3人家族と,また,あった.雪の量にかかわらず,スノーシューをはいて,
歩行をしていた.あとは,車まで.何度となく通った169 号線から吉野,紅葉で名高い談山神社,山の辺の道の始点(終点?)の桜井,橿原を通り,アパートまで帰った.
(Y野)
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 一人で行くときは,たいていGPS を持参している.GPSのデファクトはGarmin であるが,米国で購入するのとは価格差が大きい.組み込みOSの日本語化のコストでとは言いがたい.で,20m等高線であれば,代理店で買わなくとも地図の利用は可能だが,10m等高線地図を使うには,いわゆる日本代理店で購入となり,泣く泣く利用している.
 今度,Map がVer.8 となり,登山道が記載された.うわさでは林道も記載されたのでバイクのライダーの購入が増えたと聞いている.今回,和佐又山の登りでトラックを取ってみた結果が下記である.

                 

 点線が,記載された登山道,黒丸線がトラックである.忠実に登山道を歩いたはずである.もちろん,GPS は測定誤差が含まれる.この結果のみで誤差が大きいか小さいかと判断するかは議論は多少ある.
 実は,大普賢岳のトラックもあるが,この結果も含めると,基本的には,記載地図の登山道はちょっと変だと判断せざるを得ない状況である.今のところは.

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