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ヤマケイOさんと幕岩へ
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■2010年11月11日 晴
湯河原幕岩・茅ヶ崎ロック
参加=N村、N村Y、O(ヤマケイ)

 平日(木曜日)にヤマケイ・Oさんと幕岩へ行く。
 Oさんは「B会」に入会して、まだ1年にもならないと思う。山岳会を探しているとき、軽くわたぐもを紹介したことがあった。無理だろうと思って、強く誘うことはしなかったのだが。
 「B会」は20〜30代の若い人の入会が多くて盛り上がっているらしい。現在の社会人山岳会は多くが低迷しているのだが、そのなかで、数少ない成功している山岳会が「B会」や「S会」だそうである。

 予想通りではあったが、平日なのに幕岩は中高年クライマーで混んでいた。1週間前とほとんど同じだが、「シンデレラ」(5.7)、「トムソーヤ」(5.8)。今回はトップロープではなく全員がリードする。「トムソーヤ」は終了点が古くて危険だったので、最後に登ったY子は懸垂下降する。
 「シンデレラ」や「アン」のエリアは上の岩場、いわば「2階」のような位置にある。下の「1階」に下りて、次に「いんちきするな」(5.8)をリードする。私は終了点でOさんが登るのを写真に撮り、着いてから終了点の説明をした。
 日本フリークライミング協会が設置した終了点は、1ルートにつき「ボルト+チェーン」が2セットである。当初、チェーンの末端にはそれぞれカラビナが残置されていて、2つのカラビナにロープを通してすぐ下降できるようになっていた。ところが、そのカラビナは何者かに持ち去られてしまった。カラビナがない場合はロープをハーネスから解いて末端をチェーンの穴に通し、それからハーネスに結び直して下降する。カラビナではなく開閉しないリングの終了点もあり、この場合は、ロープの中間部分を二重にしてリングに通し、そこをエイトノットで結んでカラビナでハーネスに連結する(その後、元の末端はハーネスから解く)。
 幕岩を登るクライマーは(登るグレードの意味ではなく)勉強不足の人が多いようだ。終了点の2つのチェーンを残置カラビナ1個で連結して、そこにロープをかけてロワーダウンしている状況が一般的なようだ。これでは事故になるかもしれず危険である(古い残置カラビナなど、いつ折れるかわからない)。また、終了点のチェーンに強度保障のない工業用の開閉管をつけたりしているが、これも危険である。確保支点・下降支点は、すべてのギアを2個(ダブル)で使用しなくてはいけないし、UIAAのテストを経ていない器具をクライミングに使用してはいけない。
 という内容をOさんに説明した。
 リードクライミングをする人は、かならず知っておかなくてはならないことである。こういうことを教えずにリードさせている指導者がいたら、その人は危険なリーダーと言ってまちがいではない。
 次に、Oさんの目標としてちょうどいいと思えた「アブラカタブラ」(5.10a)へ。Oさんは3回ほどトライしたが、どうしても1回テンションが残ってしまった。こんなふうに同じルートにくり返しトライすることは、いつもはやらない(すぐあきらめる?)と言っていた。
 私は隣の「ゼルダ」(5.11a)を、3回目のトライでレッドポイントできた。
 この日も、暗くなる寸前まで粘って登っていた。
 帰りは湯河原一番亭に立ち寄った。Oさん、お疲れさまでした。

写真:「アブラカタブラ」のOさん、惜しくもワンテン